長月三十日

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    秋桜が開いて九月が終わる。

    10月8(日)9月)10(火)はお休み。
    14(土)と22(日)はウェディングパーティの為に終日貸切です。
    ご不便をおかけ致します

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    ランチはこんな感じ。
    椎茸と蕪の天ぷら・つくば美豚角煮・里芋白煮・秋茄子煮びたし
    オクラ饅頭山葵餡・菊花と春菊のお浸し・京揚げと白菜の柚子胡椒煮
    グリーンサラダ・瓜と胡瓜の梅リンゴ酢漬け・秋刀魚有馬煮

    炊き立て新米と、木の子たっぷり味噌汁。

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    夜のつまみもグッと秋に。ひやおろしと合わせても。

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    厚切りベーコンとエリンギのサラダ

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    蓬生麩・水茄子・蕪・椎茸の京味噌仕立て


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    鮭の西京焼き


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    本日から筑波実験植物園にて始まった「きのこ展」に勝手に便乗して
    当店も10月7日まで「きのこ店」。
    いつもより木の子料理が多いなこの店、ってだけの週間です。

    長月十九日のおすすめ

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      台風一過でまたひとつ季節がはがれて
      秋食材がたくさん入荷しました。
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      おつまみ色々。
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      【長月十九日のおすすめ】 
      鰹のカルパッチョ/なめろう                    
      アボカドと南瓜のあったかいサラダ               
      ベーコンと木の子と春菊のサラダ
                            
      煮  
      新秋刀魚の有馬煮                         
      おくら饅頭木の子あん                     
      米茄子の旨煮                           

      揚 
      新蓮根の海老真丈はさみ揚げ                  
      栗と新薩摩芋のかき揚げ                    
      新生姜と枝豆のかき揚げ                     

      焼 
      でっかいつくね焼き                        
      新蓮根のステーキ                         
      つくば美豚ロース味噌漬け                    
      蓮根と干し椎茸のちぢみ                     

      肴 茹で落花生 米茄子田楽 つるむらさきお浸し 茄子煮浸し
      薩摩芋の南瓜和え 新じゃが唐揚げ 蓬生麩揚げ出し 水茄子刺身 
      長芋素揚げ アスパラと桃の白和え 鮭の竜田揚げ トマト塩麹和え  
      菊花とハスイモのシークヮーサー漬け 白菜と京揚げの煮浸し 各400円


      秋刀魚と新生姜/木の子と枝豆/浅利と蓮根/ 釜飯  各690円

      新米と味噌と酒

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        休日、稲敷で百年続く「小菅味噌糀店」さんへ仕入れ。

        東京修業時代、同僚の土産で食べたこちらの味噌の味。
        その時の衝撃は、地元に戻り地元の食材を使った
        店を持とうと思ったきっかけの一つです。

        県のエコファーマー認定、小菅さんの米作りへの情熱と
        山麓と利根川が育んだ有機米「とねのめぐみ」。
        冷めてもモチモチでとても美味しいです。
        そのお米と良質な国産大豆を米糀たっぷりで長期間熟成させた
        無添加天然醸造「生きてる味噌」。
        この二つは当店の顔であります。
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        そして、お待ちかね。
        急に涼しくなるこの時期はいい感じに熟成した「ひやおろし」。

        日本酒は、一般的なものと季節限定ものがあり
        一年を通して「火入れ」と「熟成」の工程を工夫する事で
        「初しぼり」「夏の生酒」「ひやおろし」「寒おろし」
        と四季折々の全く違った顔を楽しめます。
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        結(結城)「純米吟醸 雄町 ひやおろし」
        来福(筑西)「純米吟醸 ひやおろし」

        月の井 (大洗)彦市「純米 無濾過生原酒」
        太平海(石岡) 「しぼりたて純米おり絡み」

        霧筑波(つくば) 「特別純米」
        男女川(つくば) 「純米吟醸 本生無濾過」

        結(結城) 「純米吟醸 雄町 無濾過生原酒」
        武勇(結城) 「辛口 純米酒」
        御慶事(古河) 「本醸造原酒 無濾過槽口酒」

        南(高知県安芸) 「純米吟醸」

        “地酒3種飲みくらべ (五勺ずつ) 980円”もやっています。
        旬菜のつまみと合わせていかがでしょうか。

        7 days in Havana 8.26-9.3 2017

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          戻ってきてから二週間、まだ失調している。まだ夢を見る。

          太陽と砂埃の街。
          素朴で人なつっこい人々。貧しくも鮮明でゆっくりな暮らし。
          長く閉ざされた社会主義から少しづつ開かれていく
          時代の変わり目の混沌の真っ只中にあっても
          力強く誇り高いこの街の有り様に、すっかりヤラれてしまった。

          丸々一週間、同じ時間に起きて同じ宿で朝食をとり
          同じパブでビールを飲みながら地図を広げて一日の計画を立てた。
          街へ繰り出すも溢れる好奇心と容赦ない暑さでいつも計画通りには行かず
          また歩いては酒を飲んで、宿に戻って少し休んで、夕焼けを見て、
          夜の街へ出掛けて、気絶するように眠るを繰り返すだけで過ぎてしまった。
          七日間とにかく歩いて歩いて、ようやく街とリズムが合いはじめた。

          「共に貧しく、共に豊かに」。この国には貧富の差がない、みな貧である。
          飲み屋の親父から医者まで、国民の八割が公務員で平均月収が三千円程。
          なんと平均結婚回数は4回という寛容さもある。
          教育と医療は無償、食料や生活用品や住居は助成される。
          しかし、長期経済封鎖で慢性的な物不足であり例えばトイレットペーパーが
          全く手に入らないような、強烈なインフレが横たわっている。

          カストロ(兄)の死後、社会主義一辺倒から市場経済への移行を始めた。
          観光客から直接外貨を稼げば一瞬でひと月分の給料を稼げてしまうような
          いびつでハイブリッドな新ルールが出来たおかげで、公務員を離れて
          民宿や食堂やタクシーやニセ葉巻売り等に転職する人も急増している。
          またスマホを持つ若者が増え始めて世界中の最新の情報も飛び込んでくる。
          黒船来航のような事が今起きて、
          大きくガラリと変わるときに生じる熱を目の前で強く感じる事ができた。

          経済的に豊かになり続けるということは同時に何かを失い続けるということだろう。
          共存不可な自由と平等のジレンマを抱えながらもギリギリで持ちこたえているのは
          押し付けられた社会主義ではなく自分達で革命を起こして作り上げたからだと思う。
          あてがわれたものでなく勝ち取ったという誇りが貧しくとも危ない方向へ突き進むことを
          ギリギリで食い止めてきたのかもしれない。
          それからこの街には音楽がある。皆の共通のよりどころがある。
          朝から晩までそこいらじゅうで音楽が鳴り止まない。
          音楽がない場所では誰かが歌いだす。そして知らない皆も勝手に口ずさむ。
          音楽が宗教なのである。

          今、時間が止まったようなこの国に新しい価値観がまばらに突き刺さり続けている。
          じりじりと、確実にアメリカ化していく事は少し残念な気がするけれど
          うまく混ざり合ったら時代遅れどころか最先端な価値観の国になるかもなと願う。

          私にはこの美しくいびつな世界がとても興味深く鮮烈に見えた。
          遠くない未来に、また行きたいと思う。
          今度はもっとスペイン語を覚えて、もう少し長く。
          太鼓の音のなる方へ、いい匂いの食堂へ、灼熱の真ん中へ。
          シンパシー!

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