入梅仕事

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    入梅の今頃は例年、閑古鳥が鳴いております。
    待ちの商売、ふてくされても仕方がないので
    この時期こその仕込みをせっせせっせと。

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    自家製酒を漬けました。
    当店では、どちらも氷砂糖を極力抑えて果実を多めに
    ブルーベリーは焼酎、梅はブランデーで。
    DSC08339.JPG
    氷砂糖が溶けたら出来上がりです。

    DSC08276.JPG
    爽やかでぴりりとする実山椒は佃煮に。

    アクを抜いて甘っ辛く炊けば、長期保存がききます。
    薬味はもちろん、ちりめん山椒や秋刀魚有馬煮なんかもいい。


    こちらは、この山椒を使った「石焼ひつまぶし」
    ジューっとおこげをつけてそのままでも、
    薬味をたっぷりとまぶしても、
    お出汁をかけてお茶漬けでも、
    三度楽しめます。

    そんなこんなで、今月は全日ガラガラです。

    愛について

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      下仁田葱 長葱 赤水菜 紅心大根 サラダ蕪 アピオス 蓮根
      素晴らしい秋野菜が毎日入荷しております。
      が、ヒマ続きでせっかくの食材が渋滞気味。

      やけのやんぱち
      こんな時は、手間取る仕込みをやっちゃいます。

      ちりめんを2kg山椒と炊く。
      少ししょっぱめに、ご飯にも日本酒もすすむ。


      脂がのってきた秋刀魚は甘っ辛くピカピカに炊く。


      生姜五キロをすりおろして、自家製ジンジャーシロップ。
      きび糖 蜂蜜 クローブ 鷹の爪と合わせて煮て、最後にレモン。

      いっぱいできた。
      炭酸で割ればジンジャーエール。お湯割りでも水割りでもビール割でもいけます。

      夜長。
      仕込んだ料理を冷まして仕舞うまでの間、愛について考える。




      愛について   友部正人 

      壁に二つの影が映っている
      子と母の二つの影が映っている
      二人は自転車をこいで 今、家へ帰るところ
      子は母に話しながら 母は子にうなずきながら

      子に父はいなく 母に夫はいない
      父も夫もいない夜道を
      二人はゴムまりのようにはずんでいく
      ぼくには愛が二つの
      ゴムまりになったように見える

      父のいない子は 愛について考えつづける
      夫のいない母も 愛について考えつづける
      愛について考えることで ふたりは結ばれている

      道ばたである日
      星のように遠いはずの男とすれ違う
      愛のことを考えながら
      子と母と、男は道端ですれ違う
      星のように遠い場所から
      その夜、男は子と母に電話をかける

      愛のことを考えながら 子と母は生きていく
      愛のことを考えながら 男もまた生きていく
      遠く離れた場所にいて
      どちらも愛について考えている

      つかまえた、と壁に映った子の影が言う
      つかまえた、と壁に映った母の影が言う
      子と母は自転車をこいで 家へ帰って行く
      つかまえた、とつぶやく二つの影を
      道ばたの壁の上に残して

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