身土不二

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    山独活の葉と長芋の天ぷら
    春ピーマンとえのきのコチュジャンきんぴら
    紫芋の南瓜和え
    茄子の煮浸し
    味麗豚角煮
    春キャベツと胡瓜の梅林檎酢
    竹の子の京味噌仕立て
    のらぼう菜のお浸し
    鮭の幽庵焼き
    ふきの青煮

    本日の「大地の御膳」
    千二百円(三十食限定)


    『春は苦味』
    春野菜や山菜の多くに含まれる苦み成分は、
    新陳代謝が衰える冬の間に溜め込まれた老廃物を
    排出してくれる解毒作用を助けます。
    “春の皿には苦味を盛れ”という言葉があるぐらい
    この季節の体に必要な栄養素を多く含みます。

    『夏は酸味』
    酢の物など“酸味”が美味しく感じられる季節。
    酸っぱい果物類の盛りでもあります。クエン酸は
    夏バテ予防に役立ちます。また水分やカリウムが
    多い夏野菜は、身体をクールダウンしてくれます。

    『秋は甘味』
    「柿が色づくと医者が青くなる」と言われるほど、
    秋食材はビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富の為、
    夏の疲れを取る働きと共に、冬に備えた身体作りに必要な
    糖質を含む芋類などの食材が豊富です。

    『冬は厚味』
    冬野菜は、寒さで凍らないように葉の糖分を増やして
    身を守る為、厚味のあるこってりとした
    味わいになるります。身体を温めビタミンEや
    耐性を高めてくれるビタミンCなど、
    体を温めて新陳代謝をよくする食材が豊富です。

    その日その時、「食べたいな」「おいしそうだな」と思っている
    “地のもの”“旬のもの”をいただく事が、その時期の体のバランス的にも
    一番必要な食材なんだと思います。
    自分の土地で採れるものと本能的に欲する味と体のバランスの均衡が
    一致しているのは、人間の体も地球の一部のようで、おもしろいです。

    身土不二「身と土、二つにあらず」ということは、
    地産地消というスローガンよりもずっと前からありますが、
    それよりも感覚的で、新しくもある
    地球も人間も元気である為に大切な考え方だと思っています。


    大寒卵

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      日本が一番寒い時。大寒の頃に生まれたたまごは、
      昔から「食べると健康に暮らせる」といわれ珍重されてきました。
      寒さのため鶏の産卵数が減り、その分たまごの滋養分がたっぷりになるからです。
      また大寒から5日間は中国では「鶏始乳」と呼ばれ、
      親鶏がたまごを抱き始める時期とされています。

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      オープン以来ずっと当店では、常総市「天王原養鶏園」さんの卵を使用しております。
      ヨモギや海草などを配合した餌を与え、ストレスなく健康に育てた鶏。
      自然環境豊かな地で毎日手採りで集める新鮮な卵は、甘みとコクが豊かです。


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      「出汁巻き」や「玉子かけご飯」はもちろん

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      卵黄をたっぷりつかった、玉味噌で「風呂吹き大根」。

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      卵黄の味噌漬け

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      「大地の御膳」にも茶碗蒸しが入ります。


      木の芽時

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        庭の姫林檎は満開。


        うるい、山独活、こごみ、たらの芽、野芹、菜の花、春キャベツ。
        春が行列で。


        蛍烏賊と空豆とうるいの蕗の薹酢味噌


        竹の子と蓮根の海老真丈挟み揚げ


        アスパラと竹の子と牡蠣の自然薯グラタン


        桜鯛と竹の子とスナップ豌豆のさっと煮

        豚を「味麗豚(みらいとん)」に変えました。

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          ランチとディナーの隙間に稲敷で百年続く
          「小菅味噌糀店」さんへ米と味噌の仕入れ。

          この季節の稲敷の田畑の風景はとても美しく
          往復三時間のドライブも楽しいです。

          東京修業時代、同僚の土産で食べたこちらの味噌の味。
          その時の衝撃は、地元に戻り地元の食材を使った
          店を持とうと思ったきっかけの一つです。
          県のエコファーマー認定、小菅さんの米作りへの情熱と
          山麓と利根川が育んだ有機米「とねのめぐみ」。
          そのお米と良質な国産大豆を米糀たっぷりで長期間熟成させた
          無添加天然醸造「生きてる味噌」。この二つは当店の顔であります。

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          初冬のお野菜もどっさり入荷。
          あやめ蕪、アンデスレッド、金時人参、ロマネスコ
          下仁田葱、聖護院大根。
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          百合根、むかご、京芋、干し柿なんかも。
          厨房で毎日わくわくするような、いい季節です。

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          本日から、豚を県内産の味麗豚(みらいとん)に変えました。

          飼料に小麦など植物性飼料で低カロリーな指定専用飼料を給与し育てられる。
          マイナスイオン水や、黒麹菌、ポリフェノールなども与えられ、
          健康に育った豚の肉質は、脂に甘味があり、赤身はやわらかくジューシー。

          お馴染みの「角煮」も忘年会コースの「豚しゃぶ」も美味しくなります。
          是非ご賞味ください。

          〜つくば食堂花で忘年会〜

          ★15名様から40名様迄で、一軒家を丸ごと貸切れます
           (6〜9名様・10〜14名様で個別のスペースのご用意もできます)

          ★20名様以上で無料送迎できます(20名様未満は要相談)


          ★通常の飲み放題(全50種)はコース料理+1500円で
           ノンアルコール(全25種)は+1000円 で付けられます。
           そして、今年から
          “通常”と“ノンアルコール”同グループ内の併用も可能になりました。

          ★アレルギー等で苦手な食材は別の物でお作りいたします

          ★ご自宅や会社向けの御弁当やケータリングも承ります

          忘年会のご予約は金曜を中心に少しづつ埋まってきております。
          週末や団体でのご利用予定の方は、早めの予約がお勧めですよ。

          天王原の卵

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            オープン以来ずっと当店では「天王原養鶏園」さんの卵を使用しております。
            ヨモギや海草などを配合した餌を与え、ストレスなく健康に育てた鶏。
            自然環境豊かな地で毎日手採りで集める新鮮な卵は、甘みとコクが豊かです。

            「出汁巻き」や「玉子かけご飯」はもちろん



            卵黄をたっぷりつかった、玉味噌で
            「風呂吹き大根」これから本番です。


            ランチ「大地の御膳」にも茶碗蒸しが入ります。

            飛んで火に入る夏の私

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              むせ返るような熱気の太陽が休み知らずで照り付けて
              外に出るのがためらわれる日々。
              ご多分に漏れず当店では、蝉と閑古鳥が鳴きやまない七月でございます。

              飛んで火に入る夏の私、連日厨房は50℃オーヴァー。
              暑くても暇でもいじけずに料理を楽しまなければ。

              涼しげな"冬瓜"は翡翠色
              柚子胡椒を効かせたしっかり目のお出汁を煮含ませます。
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              茹でるとほどける"そうめん南瓜"さっぱりした甘さ。
              梅と蜂蜜で酢の物に。
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              "プロスペローザ"はイタリアのトスカーナ地方の伝統品種とされている丸ナス。
              ナスらしい香りが立ち、食感も柔らかく美味しい。
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              揚げようか焼こうか蒸そうか。

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              『本日のランチ』
              そうめん南瓜と瓜の梅蜂蜜漬け・茄子煮浸し・おくら饅頭山葵あん
              つるむらさきお浸し・苦瓜とピーマンとじゃこのきんぴら
              つくば美豚角煮・冬瓜柚子胡椒煮・鯖西京焼き
              水茄子柚子味噌和え・ズッキーニと新蓮根の天ぷら
              ご飯とお味噌汁が付いて千百円也。


              今週は、27(金)のディナー以外はガラガラです。
              冷たい麺類かアイスばっかり食べちゃうけど、野菜もね。



              当店のみそ

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                当店の味噌は稲敷で百年続く小菅味噌糀店さんから直接仕入れております。

                東京修業時代に同僚の土産で頂いたこちらの味噌。
                その時の衝撃は地元に戻り地元の食材を使った
                店を持とうと思ったきっかけの一つです。
                県のエコファーマー認定、小菅さんの米作りへの情熱と
                山麓と利根川が育んだ有機米「とねのめぐみ」。
                そのお米と良質な国産大豆を米糀たっぷりで長期間熟成させた
                無添加天然醸造「生きてる味噌」。この二つは当店の顔であります。

                もちろん味噌汁でもそのままでとても美味しいのですが、
                一工夫してみます。

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                自家製“柚子胡椒味噌”で
                「水茄子とたたき胡瓜の柚子味噌和え」茗荷と大葉がアクセント。

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                オーブンでゆっくり蒸し焼きにした「塩玉葱の丸焼き」は
                ニンニク、生姜、長葱を漬け込んだ、自家製“力士味噌”&ポン酢で。


                「牡蠣と長芋のグラタン」は、京味噌とブレンドします。
                チーズと味噌は好相性。

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                「蓮根入り味噌つくね」
                おろした蓮根と味噌を練り込んでいます。

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                「つくば美豚ロース味噌漬け」
                田舎味噌、京味噌、赤味噌をブレンドしたものに漬け込みます。
                付け合わせは「江戸崎南瓜のステーキ」。


                そのままシンプルに「味噌焼きおにぎり」と燻りガッコ。


                当店の一隅にて小菅味噌糀店さんの味噌と
                それを使用した、小菅さんのオリジナルかおり味噌販売しております。

                いよいよ

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                  “弥生”の由来は諸説ありますが「草木がいよいよ生い茂る月」という意味の
                  「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る月(づき)」が詰まって
                  「やよい」になったという説が有力です。弥は「いよいよ」の意。
                  昨年の秋の台風や長雨の影響で、野菜が極端に少なかった厳冬にも
                  やっと終わりが見えて、うららかな週末。いよいよ春ですね。

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                  野菜高騰の今年は、例年以上に乾物に助けられました。

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                  フライング気味のとうもろこし
                  蕗の薹 たらの芽 芽キャベツ
                  紅苔菜 春菊 舞茸 どれも香りが良いです。

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                  送別会シーズン本番。
                  今週のディナーは全日満席でございました。

                  来週以降
                  20(火)夜満席・24(土)夜残席少
                  28(水)夜貸切・31(土)夜貸切となります。
                  引き続き送別会のご予約承っております。
                  15名様から貸切もできます。


                  毎年オーバーワークな三月。
                  よれよれのまま駆け抜けて次にどんな季節がやってくるのだろう。

                  いよいよ、四月。

                  “ん”のつく食べ物

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                    昨日は、一年で一番夜が長い日。
                    冬至には“ん”のつく食べ物を食べるといいとされています。

                    なぜかというと
                    運をつける為に「んのつく」を食べるというダジャレの感じと
                    もう一つは
                    「太陽の力が一番弱まる日=この日から太陽の力が再びよみがえる日」
                    という意味の「一陽来復」という言葉から
                    「ん」は「いろはにほへと〜」の歌の最後の文字に当たるので
                    一陽来復と同じ最後からまた最初に戻るという意味で
                    縁起の良い物として「んがつく食べ物」が用いられました。

                    南京、蓮根、人参、銀杏、金柑、蜜柑、大根・・・
                    縁担ぎだけではなくこの時期の“ん”のつく食べ物は
                    栄養価が高く体を温めてくれて
                    寒い冬を乗り切るのにピッタリな食べ物でもあります。


                    蓮根ステーキ


                    風呂吹き大根

                    「ふろふきの食べ方」
                              長田弘

                    自分の手で、自分の
                    一日をつかむ。
                    新鮮な一日ををつかむんだ。
                    スがはいっていない一日だ。
                    手にもってゆったりと重い
                    いい大根のような一日がいい。

                    それから、確かな包丁で
                    一日をざっくりと厚く切るんだ。
                    日の皮はくるりと剥いて、
                    面取りをして、そして一日の
                    見えない部分に隠し刃をする。
                    火通りをよくしてやるんだ。

                    そうして、深い鍋に放りこむ。
                    底に夢を敷いておいて
                    冷たい水をかぶるくらい差して、
                    弱火でコトコト煮込んでゆく。
                    自分の一日をやわらかに
                    静かに熱く煮込んでゆくんだ。

                    こころさむい時代だからなあ。
                    自分の手で、自分の
                    一日をふろふきにして
                    熱く香ばしくして食べたいんだ。
                    熱い器でゆず味噌で
                    ふうふういって。


                    明日24日(日)はウェディングパーティの為終日貸切。
                    25日(月)のクリスマスは、あと少しだけお席ございます。
                    26日(火)のディナー貸切。
                    それ以外は、30日まで昼夜すべて空いております。

                    祭りのあと

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                      庭の蝉は、派手なシュプレヒコール。

                      地野菜も、夏真っ最中。

                      メニューありきで食材を仕入れるのではなくて、
                      採れたものから献立するのが当店のスタイルです。

                      ディナーは、旬の畑をそのまま感じ取れるお野菜が
                      主役の約十三品「おまかせフルコース」
                      三千円・四千円・五千円を中心に、
                      小鉢五個付、メインを三種類から選べる「夜の御膳」 千五百円
                      お酒を飲まれる方には日替りの単品を、
                      四百円から約二十種をご用意しております。


                      お盆は普段通り月曜日定休のみの通常営業です。
                      例年なんだかんだ、てんやわんやなこの時節
                      ご来店を予定のお客様はご予約をお勧めいたします。
                      少し疲れた身体には、きっと地野菜が染みますよ。

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